【眺めてみれば】#23 浅間橋から見た女鳥羽川(松本市)

京都・鴨川を思い出す風景

昨夏、浅間橋を車で通った時、女鳥羽川上流へ何げなく目をやると、一瞬郷愁に駆られた。故郷の京都市内を南北に流れる鴨川のように見え、幼い頃、川にもぐって遊んだことを思い出した。
鴨川と書いたが、祇園や下鴨神社よりさらに上流の「賀茂川」のことだ。整然と水が段差を流れる様と両岸の芝生が似ていて、そう思ったのかもしれない。7年間京都で暮らした「山山(さんさん)食堂」(松本市大手5)の髙橋英紀さん(48)に尋ねると、「確かに雰囲気が似てるかも。山も近いし」。
鴨川の河川敷は等間隔に座るカップルでも有名で、市民は散歩やジョギングなど思い思いに過ごす。市街地に出るために、ここを通り抜ける人も多い。「老若男女問わず人が行き交う鴨川が好き。きれいな水の女鳥羽川沿いも、もっと人が憩う場所になったら」と髙橋さん。私も同感である。