【地元mamaのクチコミ情報】子連れに優しいお店

小さい子どもを連れていても、気軽に食事ができる店があるとうれしいですね。そんな子連れに優しい松本、塩尻、安曇野市の3店を紹介します。

La pajico(ラ・パジック)-経験踏まえた心配り

「五感で楽しむ創作イタリアン」をコンセプトに、2021年7月オープンしました。前菜からパスタ、ピザ、ドルチェまで彩り豊かなランチコースが女性客に人気。2児(7歳、4歳)のパパママでもある中澤秀斗さん(32)、未来さん(32)夫妻が、子連れで個人店での外食が難しかった経験から「子育て世帯が安心して料理を楽しめる店を」との心配りがあちこちに感じられます。
玄関で靴を脱いで上がるスタイルで、赤ちゃんがハイハイしても安心。明るい木造の店内は座敷とテーブル席に分かれていて、冬はまきストーブと床暖房が優しい温かさで迎えてくれます。
トイレにはおむつ替えスペースが完備、スタッフに声をかければ子ども用の椅子や長座布団、取り分け用の食器も貸してもらえます。離乳食の持ち込みもOK。温めやミルク用のお湯も提供します。
目を引くのが、小上がりの中心にあるキッズスペース。わくわくする秘密基地のような空間で、子どもが遊んでいる姿を席から見守りながら、ゆっくり食事を味わえます。
安曇野市穂高柏原4604-1 午前11時半~午後2時半、6~8時。ディナーは予約制。駐車場10台。月曜定休、他は不定休。営業日などはインスタグラム。TEL0263・31・3404

ブーランジェリー&カフェセドル -子ども用の対応も

店内にカフェとキッズスペースがあり、子どもが遊んでいる間に買い物やカフェを楽しめるパン店です。4人の子ども(中学3年・2年、小学3年・2年)を育てるオーナーの杉本愉(さとし)さん(37)が、自身の体験から「子連れでも1人でも、ゆっくりできるお店にしたい」とこだわりました。
パンは国産小麦を使用。5種類ある「揚げパン」(1個130円)では、きなこやココアが子どもに人気です。カラフルな見た目と程よい甘さ、「さくっ、ふわっ」とした食感が人気の秘密。小さい子どもが飲むドリンクは、ふた付きのテイクアウト用カップにもできます。
「アレルギーの子どもに食べさせたい」「マスタードの量を調節してほしい」といった要望にも、できるだけ対応しているという杉本さん。「お子さまと一緒に気軽に来店できるようにご用意しています。親子でゆっくり過ごしてもらえたらうれしいです」
塩尻市広丘堅石2146-724 午前9時~午後7時。不定休。駐車場8台。おむつ替えシートあり。ウェブサイト。TEL0263・53・5550

Alps gohan(アルプスごはん) -特注「おやこ席」も

店内で最も日当たりの良い場所に、大人4人が座れる「おやこ席」があります。実はこのベンチ、元はベビーベッドで背もたれには柵が使われています。店主の金子健一さん(48)が親子向けに特注しました。奥行きもあるので、赤ちゃんを寝かせることもできます。
小学6年と1年の子どもがいる金子さん。「家族と一緒に食べる時間を大事にしてほしい。おいしい野菜の味と共に、楽しかった思い出の一つになれば」と、2017年に店をオープンしました。
ランチは「アルプスごはんのプレート」(スープとご飯付き1500円)、「黒カレー」(おかず付き1100円)の2種類。牛乳や卵を使わないデザートもあります。
旬を生かした野菜料理は無農薬、無化学肥料で栽培された地元産や、在来・固定種の九州産の野菜を使用。子どもや妊娠中のママにも好評です。ニンジン嫌いだった男の子が完食し、家族が驚いたこともあるとか。席数は7席、予約がお勧めです。
松本市深志3-7-5 木~日曜午前8時~9時半、11時半~午後2時半。駐車場なし。インスタグラム。TEL0263・87・5377