
松本市中央3の「cafe chiiann(カフェ・チーアン)」は、人気メニュー「大人の自家製ジンジャーエール」に使っているジンジャーシロップを商品化して発売した。美ケ原高原で採れたアカシアの蜂蜜と広島産のレモンを使用。「松本に来て買ってほしい」とインターネット通販はせず、店内と市内の雑貨店などで販売する。
店主の武田健さんと千春さん夫妻は、松本の風土が気に入り東京から移住。中町通りの路地奥の古い土蔵を改装し、カフェを開いて8年目になる。
手作りの焼き菓子やドリンクのメニューの中で、特に人気がある少し辛めのジンジャーエールのシロップを商品化したいと思っていた。コロナ禍で売り上げが減る中、小規模事業者への国と市の補助金を活用し実現した。
千春さん独自のレシピで、蜂蜜、レモン、きび砂糖、たっぷりの国産ショウガを使用。「ヨーグルトやバニラアイスにかけたり、ドレッシングや料理にも使えます」と千春さん。レモンは瀬戸内産のみ。健さんは「松本と広島。ローカル×ローカルで面白い物ができた」と話す。
90ミリリットル1080円。シロップは「やまへい」(中央3)、「monbus(モンバス)」(大手2)、「TOCA by lifart…(トーカ・バイ・リファート)」(大手4)などでも販売。取扱店募集中。問い合わせはチーアンのインスタグラムのダイレクトメッセージもしくはTEL0263・35・7553