大学生向けフリーペーパー「信州charm」創刊

県内の大学生が「大学生を信州人にプロジェクト」と銘打ち作った、「もっと信州を知りたくなる大学生向けフリーペーパー信州charm」の創刊号が完成した。クラウドファンディングで資金を集め、取材や構成、デザインも含め、全て自分たちで行った。3000部発行し、県内の大学で直接配布するほか、市役所や図書館などにも置く予定だ。
A5判、20ページ。内容は、フリーペーパーに出資した県内企業5社の紹介、白馬岩岳マウンテンリゾート(白馬村)や長野電鉄沿線の穴場スポット、おやき特集など。写真をふんだんに使い、可能なだけQRコードを載せた。
プロジェクトのメンバーは、信州大繊維学部・海沼怜(れん)さん(諏訪市出身)、諏訪東京理科大工学部・横谷大希さん(長野市出身)、信州大理学部・廣村壮吾さん(愛知県出身)、信州大経法学部・津川誠貴さん(広島県出身)、校閲を独協大の小島圭登さん(塩尻市出身)が担当した。全員20歳だ。
企業を取材した廣村さんは「持っていたイメージと違う発見が多く、できるだけ学生が知らない情報を載せた」。津川さんは、おやきに信州牛やソースカツなどの名物を入れて味比べを企画。「食べたいと思ってもらえるよう表現を工夫した」という。
海沼さんは「(フリーペーパーが入った)段ボールを開けた時は宝石のように輝いて見えた。長野県をもっと知りたい!と思ってもらえたら」。学生と関わりたい企業、フリーペーパーを置く企業や飲食店などを求めている。制作メンバーも募集中。問い合わせはメール(shinshu.charm@gmail.com)で。