【眺めてみれば】#24 宿泊施設・サトヤマドアーズのゲル(松本市)

巨大なテント木のおもちゃ館も

松本市岡田下岡田の塩倉池のたもとに、モンゴルの遊牧民の移動式住居「ゲル」が立っている。青いシートに包まれた3棟は、まるで巨大なテントのよう。中はどうなっているのだろうか。
昨年8月にオープンした宿泊施設「マツモトサトヤマドアーズ」の目玉の宿泊棟。モンゴルから3棟直輸入し、1棟は5人、2棟は4人まで利用できる。
屋根は放射状にはりが通され、壁はひし形の格子の骨組みがむき出し。円形の室内に仕切りはなく、利用客の大半は一目見て「わぁー」と驚きの声を上げるという。
ゲルは道路から見えにくいため、地元でも存在を知らない人が多いという。本館には世界の80種類超のおもちゃやボードゲームを楽しめる「木のおもちゃ館」もある。支配人の上條正明さんは「辛抱強く、3年くらいかけて認知度を高めていきたいです」。