「不登校」テーマの講演

池田町に従来のフリースクールの枠を超えた「オルタナティブ(代替)スクール」の開設を目指すグループは3月25日、教育研究家・古山明男さんの講演会「一人ひとりを開花させる~不登校問題から見える教育の自由~」を町交流センターかえで(池田)で開く。
「オルタナティブスクール2024北アルプス地区開校準備委員会」の主催。メンバーの川崎陽子さん(46、大町市)は3年前から、市内で不登校などの子どもたちの居場所「アルピョンこどもの家」を運営。同じような志を持つ仲間とつくった準備委員会を母体にNPO法人を設立し、公教育の代わりともなるような、幅広い子どもたち向けの主体的な学びの場を来年設置する予定だ。
この一歩として、信濃毎日新聞の教育コラム「コンパス」欄筆者で、川崎さんの知人でもある古山さんの講演会を企画。古山さんは20年以上前から不登校の子どもの支援を行っており、日本の教育制度の問題点や解決策などについて話す。
講演会は25日午後1時半から、参加費1000円。アーカイブ動画も後日配信する(500円)。翌26日、池田町会染のゲストハウス「シャンティクティ」で、子どもの居場所づくりに関わる人向けの座談会も開く。
メンバーで、フリースクール教員などの経験がある青山典子さん(48、松本市)は「不登校は、対応がうまくいかないと引きこもりや自殺など大きな社会問題にもつながる。早い時期の支援が必要」とし、幅広い層の来場を呼びかける。
問い合わせは川崎さんTEL080・3907・4005