
第35回中部日本個人・重奏コンテスト本大会(中部日本吹奏楽連盟など主催)は25、26日、滋賀県彦根市で開く。中信地区からは高校、中学校の両部門に、それぞれ3個人と1団体が県代表として出場する。このうち豊科高校2年の古川政斗さんと小西笑加(えみか)さんは、ともに個人のフルートで初出場。「持てる力を出し切りたい」と意気込む。
2人は予選の県大会(1月、駒ケ根市)で金賞を受け、出場30人の中から県代表(9人)に。本大会は長野のほか愛知、滋賀、石川など9県の代表60人が出場する。
古川さんは、スペインの歴史をイメージした壮大さや、物語性が魅力というM・スターン作曲「イベリカ」を演奏する。「どちらかというと情熱的で主張の強い曲。尻すぼみにならないよう、最後まで走りきるような演奏がしたい」
小西さんはF・マルタン作曲の難曲「バラード」に挑戦。7分近い長さで音の高低差もあるが、動画サイトでプロの演奏を研究するなど、練習に励む。女鳥羽中学2年時に同大会の県代表になったが、コロナ禍で中止に。「本大会の舞台に立てることに感謝し、完成度の高い演奏をしたい」と張り切る。
このほかの中信勢は、高校の個人に松本蟻ケ崎のフルート、団体に同校の打楽器五重奏が出場。中学は個人に明科のピッコロ、バスクラリネット、打楽器が、団体に鎌田のフルート四重奏が出場する。