布絵本など「手しごと展」

安曇野市のカフェ&ギャラリー安曇野縁縁(穂高有明)は4月4日まで、工房「安曇野貴生(きしょう)の森」(同)を主宰する布物作家、中島貴生(本名・貴美子)さん(67)の「手しごと展」を開いている。子どもや高齢者の手先の訓練に使える「布絵本」や、ジーンズを再利用したバッグなどを展示。3月27日にはワークショップ(WS)もある。

「布絵本」は5枚で1組。テントウムシの絵は、羽の模様部分がぼたんのかけ方の訓練になる。クジラの大きな口はファスナーで開け閉めできるようになっており、木に付いた花や実はスナップで留まる。大きな葉には、ひもが付いていて、結び方の練習ができる。
子ども向けには「できるかな」の表紙が、高齢者向けには「てあそび」の表紙がそれぞれ付く。1組ずつの展示だが、希望者にはどちらも8000円で販売。アルファベットを覚えられるタペストリー(非売品)もある。
ジーンズ利用の品は、「国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の中の目標12『つくる責任つかう責任』に賛同し作っている」と言う。
他に、ウサギ柄の布を使った作品のコーナーや、ブローチを並べた一角などがあり、販売もする。
展示は午前9時~午後5時。土~火曜営業。WSは27日午前10時からで、絵本の中の「スナップ練習の木」を作る。材料費とコーヒー付きで2500円。3人。要予約。縁縁TEL090・1545・1787