
こだわりの味提供
松本市の「らぁめん鶏支那屋」(南松本2)は、定休日である毎週火曜に「麺処(どころ)エマ食堂」の看板を掲げて営業を始めた。
「鶏支那屋」は、あっさりした鶏だしの「鶏支那そば」がメインだが、「エマ食堂」はがらりと趣向を変えて、具材にもこだわった特別感あるラーメンを提供する。
鶏だしをベースに、深いうまみの「淡麗塩」と、甘露しょうゆを使った黒いスープのこくがある「エマ醤(しょう)油(ゆ)」の2種類(各1000円)。ストレートの細麺で、特製(各350円増し)は、鶏ハム、ワンタン、マグロのコンフィなどがぜいたくに載る。
「エマ食堂」の店長を務める市川エマニエルさん(22)は、日本人とフィリピン人の両親を持ち、鶏支那屋に勤めて約2年。昨年夏から「新しい味を試したい」とメニュー開発に取り組み、白澤優代表(37)もアドバイスをするなど背中を押した。「チャレンジの場になれば」と定休日を活用する。市川さんは「常連さんにも、普段と違う味をぜひ楽しんでほしい」と話す。
午前11時~午後2時。昼営業のみ。TEL0263・26・1683