山形に児童発達支援の多機能事業所

児童発達支援と放課後等デイサービス多機能事業所「やんちゃkids東筑山形」が、山形村に開所した。発達、知的、身体などの障がいがある子どもや、障がいには当たらないものの社会への適応に苦しむ「グレーゾーン」の、18歳までの子どもが対象。
児童発達支援サービスのない同村と朝日村のエリアに開所しようと、村林淳一郎さん(64)、悦子さん(61)夫妻が株式会社ブッソールを設立して運営に当たる。建物は民家を活用した。
スタッフは7人。作業療法士スタッフによるアドバイスや、児童発達支援管理者による計画に沿って支援を行う。個別指導で、小さなことでもできる喜び、成功体験を通して、「好きなこと」が「得意なこと」になるようにしたり、苦手を克服したりしながら、自分への自信につなげていく方針だ。
また、大人や子ども同士の関わり、イベントなどを通して、社会の中で人と円滑に関わるためのソーシャルスキルを身に付けられる。
同所管理者を務める淳一郎さんは、「子どもは将来大人の手を離れる。そのとき安心して手放すことができる療育をしたい」。保育士スタッフでもある悦子さんは「親御さんと悩みや喜びを一緒に共有していきたい。気軽に相談に来てほしい」と話している。
日曜・祝日定休。午前10時~午後5時。無料体験も行っている。送迎も行う。エリアは山形村・朝日村・松本市(波田、今井、和田、神林)。エリア外からの利用について、相談は可能。問い合わせはTEL0263・88・8912