
松川村の地域おこし協力隊員・寺口純平さん(43)の写真展「unknown~光のほうへ」が16日まで、村すずの音ホールで開かれている。これまでに訪れた国々や日本国内で撮った、スナップやポートレートなど100点余を展示。額装はせずに平らな台の上に並べ、視覚的な面白さも出るよう工夫している。
寺口さんは大阪市出身。全国紙の写真記者などを経て、2021年8月に協力隊に着任した。個展は今回が初めてで、同じ村協力隊員の松本寿治さん(39)と企画。松本さんは演出、設営面などを担った。
展示したのは、02年にアジアから東欧まで巡ったバックパックの旅など、20年間に撮りためた中から選んだカラーとモノクロの作品で、サイズはさまざま。多くはフィルムカメラで撮影し、自ら現像、プリントしたものも。
現地の地図、ガイドブックなども展示した。寺口さんは「上から間近に見ることで、現場の空気感を感じ、好奇心が刺激されれば」と話す。16日午後5~7時は旅やカメラ好きの人と、作品を囲んで語らうクロージングイベントを開く。
2人が2月に開いた、住民の遺影撮影イベントの写真展も同時開催。午前9時~午後7時(11日は5時)。村公民館TEL0261・62・2481