浅間温泉らあめん祭&音楽祭にぎわい

松本市で初開催のイベント「浅間温泉らあめん祭&音楽祭」が7~9日と14~16日、ホットプラザ浅間(浅間温泉3)横の広場で開かれている。県内外のラーメン4店ずつが出店し、アマチュアバンドや和太鼓チームなど20組ほどが出演している。
7~9日は県内4店のキッチンカーが並び、計約5千人が来場した。土日曜は家族連れなどでにぎわい、正午前後は各店に長蛇の列が。
8日に一家5人で訪れた近くの北清義之さん(42)は「普段は食べる機会がない味を楽しめた」と喜び、長女の陽月(ひづき)さん(11)は「あっさりしていておいしい」とゆず塩ラーメンが気に入った様子。
イベントは、新型コロナの規制緩和を見越し、浅間温泉旅館協同組合青年部を中心に企画した。同組合総務委員長の石川真一さん(39)は「おいしいものを食べると笑顔になれる。定期的な開催も検討したい」。同宣伝委員長の山本陽介さん(38)は「浅間温泉を知ってもらうきっかけにもなれば」と話す。
14~16日は地元の萬山園(浅間温泉1)が出店し、今回のために創作した「蝦辣担仔(シャーラータンツー)麺(メン)」を提供する。トウバンジャンに干しエビと野菜のうまみを加えた特製のたれ「蝦辣油(ユー)醤(ジャン)」入りの肉みそと、ニラを合わせ風味豊かに仕上げた。店主の渡辺正さん(59)は「シンプルだがバランスがよく、楽しんでもらえるはず」と意気込む。
イベントをプロデュースしたのは、人気店「らあめん寸八」などを展開する堀江勇太さん(44、松本市)。「自信を持ってお薦めできる店を選んだ。ぜひ来場して」と言う。
各日午前10時~午後8時(16日は5時)。ラーメンは1杯900円(会場で共通チケットを販売)で、売り切れ次第終了。駐車場は市野球場(14日)、本郷小学校校庭(15、16日)。問い合わせは同組合TEL0263・46・1224