店内壁をギャラリーに―就労支援事業所「ばいはるちゃにみとろ」

直営ショップ・カフェを改装

大町市の就労継続支援B型事業所「ばいはるちゃにみとろ」(平)は、隣接する直営ショップ・カフェの店舗内を配置換えし、壁面に作品が展示できるようにリニューアルした。ギャラリーとして1カ月千円で貸し出す。18日まで、事業所利用者が信州松崎和紙工業(社)で紙すきを体験して作った和紙と、着物生地を組み合わせたアート作品を展示、販売している。
自然光が入る店内カフェスペースの壁4面に、掲示用のレールを取り付けた。絵画なら最大50号まで飾れる。代表の三戸呂三都子さん(69)が、地元の人が気軽に作品を飾り、仲間と一緒に楽しめる場があればと考えた。「展示することは励みになると思う。談話も楽しんでほしい」と話す。ジャンルは問わず、作品の販売も可。
18日まで開催中の「松崎和紙コラボ展」は、木の葉や糸などをすき込んだはがきサイズの和紙を展示。段ボールに着物地を張って作った、額縁風のフレームに飾っている。同事業所では、着なくなった着物生地をリメークした商品作りなどに取り組む。今回は、利用者が自分の手がけた和紙に合う着物生地の柄を選び、日本の伝統が融合した個性的な作品に仕上げた。販売は1点800円から。
営業は午前11時~午後3時。水、木曜は定休。問い合わせは同事業所TEL0261・85・0243