那須野雅好さん写真展 虫や鳥 の飛翔に焦点

安曇野市の田淵行男記念館(豊科南穂高)は6月4日まで、三郷昆虫クラブを主宰し、安曇野産オオルリシジミの保護活動などに携わる那須野雅好さん(63、三郷温)の写真展「飛翔」を開いている。長年撮りためた虫や鳥の写真から、飛ぶ姿に焦点を当てて選んだ23点を展示。5月14日、トークショーを開く。
自分より大きなヒメクサキリ(キリギリスの一種)を馬乗りになって抱え、幼虫の餌にするため巣穴に向かって飛ぶクロアナバチの写真は、“獲物”の柔らかい緑色とハチの力強い黒さが対照的な1枚だ。
大きなスジグロシロチョウに追われて懸命に逃げる小さなヒメシロチョウや、花の蜜を吸うためにホバリング(空中静止)をするホシホウジャク(ガの一種)の姿もある。「虫や鳥が飛ぶ姿は、偶然捉えたものが多い」と那須野さん。
冬に鳥を写した中には、那須野さんが「柿ホバ」と呼ぶ瞬間を捉えた2枚がある。熟した柿の実の先端から出る甘い滴を、高速で羽を動かしなめ取る鳥の様子で、シジュウカラとエナガを展示している。
展示は午前9時~午後5時。月曜休館。高校生以上310円。
5月14日のトークショーは午後3時半から。「生きもの写真のススメ」と題して話す。要入館料。先着30人で、4月25日から電話で予約を受け付ける。同館TEL0263・72・9964