柔道小学生団体 誠心館2年連続全国へ

柔道小学生団体の第43回全国少年大会(5月4、5日、東京・講道館)に、長野誠心館道場(塩尻市広丘吉田)が2年連続で出場する。世界女王の堀川恵(27)や出口クリスタ(27)らを輩出した県内随一の名門の小学5、6年生7人が、予選敗退に終わった前年の雪辱を期して大舞台に臨む。
メンバーは百瀬成将(旭町6)、我妻優日(ゆひ)南(な)(塩尻西6)、上條眞虎(まこ)(山形6)、林響(ひび)葵(き)(広丘5)、竹田柚月(同)、松井結佳(芳川6)、吉田陸(広丘5)。試合は5人が出場する。百瀬、我妻、林は昨年も全国大会を経験した。
17チームが争った県予選(3月19日、佐久市)決勝は、体の大きな相手がそろう東御市教室と対戦。「自分たちで全国制覇という目標を立てた。声を出し合い、『絶対全国に行く』と気持ちを高めた」と主将の我妻。2|2の内容勝ちで際どく連覇し、県代表の座をつかみ取った。
全国大会は都道府県代表の47チームが出場。2、3チームずつで予選リーグを戦い、各組1位の16チームが決勝トーナメントに進む。誠心館は春日クラブ(東京)、丸亀スポーツ少年団(香川)と予選同組。春日クは強豪の講道館少年部が大会出場時に使う名称で、OBに昨年の東京五輪100キロ級優勝のウルフ・アロンらがいる。
誠心館の村山洸介館長(40)は「充実した練習が積めており、勝負できると思う。大きな糧を得られる大会になれば」と期待し、我妻は「強い相手にひるまず、積極的に攻める自分たちらしい柔道を」と力を込める。