
北アルプスの観光シーズン幕開けを告げる「第53回上高地開山祭」が4月27日午前、松本市安曇上高地の河童橋のたもとで開かれた。新型コロナ禍などのため通常開催は4年ぶり。快晴に残雪が輝く穂高連峰と梓川の瀬音を背景に、約千人の観光客が集い、シーズン中の安全を祈った。
「乗鞍アルプホルン愛好会」が、牧歌的な音色を響かせた。穂高●神社宮司の神事の後、開山祭実行委員長の小林清二・上高地町会長(69)は「落ち込んでいた観光客も昨年9月以降、戻ってきた。今年はコロナ前の120万人を期待している」とあいさつ。地元の「嶋々獅子舞保存会」が獅子舞を奉納し、開山を祝った。
※●=はしご高