
安曇野市穂高有明のギャラリーレクランで11~15日、「樹・糸・布四人展」が開かれる。河邊澄子さん(松本市安曇)の「押し花額」や、手織工房SOX(東京)を営む工藤いずみさんの手織りのタペストリーなどを展示。織りに使う木製器具を展示販売するほか、海外の手織りの実演や、ワークショップ(WS)などもある。
河邊さんは、ブータンの腰機(こしばた)(手織りの一種)を学ぼうと指導者を探す中で、工藤さんと意気投合。河邊さんが趣味で作る自然を表現した押し花額と、織物の雰囲気が合うことから、作品展を企画した。
会場には2人の作品と、都内の手織り作家、手織り器具を制作する木工作家の作品を並べる。
実演は、竹ひごを使って模様を織り込むインドネシア・スンバ島の腰機の織り(12~14日)。体験は、高機で織るブータンの片面縫い取り織り(期間中、1600円)を用意している。
WSは、「カード織りでつくるチャーム」(11~13日、2500円)、「ミニ腰機で織る縞(しま)模様の紐(ひも)」(同、6千円)、「ペルーの紐を織る」(14、15日、5500円)。
河邊さんは「世界の織りを見たり体験したりできる貴重な機会。多くの人に織りの世界を知ってほしい」と話す。
体験とWSは予約が必要で、詳細は同展の = インスタグラム=に。