案内人と原生林歩く「のりくら高原ウォーク」

松本市安曇の乗鞍高原で27日、「のりくら高原ウォーク」が開かれる。中部山岳国立公園に指定されている原生林を案内人と歩き、普段は見過ごしがちな発見をしたり、川の音や自然のにおいなどを感じたりしてもらう企画。絵本作りワークショップ(WS)も同時開催する。
「のりくら絵本プロジェクト」の主催。ウォークの案内人は地元の齋藤真弓さんが務める。27日午前11時半、一の瀬園地にある「ネイチャープラザ一の瀬」集合。参加費は弁当代込み3千円。小中学生は無料。
絵本作りWSは27、28日に行い、同市在住の絵本編集者、鈴木麻紀子さんが構成や編集の流れなどを説明する。ウォーク込み1万5千円。宿泊付き2万8900円。
同プロジェクトは、「乗鞍のトレッキングコースを周遊できるような絵本」の来春完成を目指して取り組んでおり、ウォークとWSはその一環。のりくら観光協会で働く代表の斉藤新悟さん(38)が一の瀬園地の有効活用を考える中、小さな発見がたくさんある絵本の素晴らしさに気付き、魅力を伝える手段の一つにしようと絵本作りを考えたという。
斉藤さんは「案内人と一緒に歩いて乗鞍の良さを発見してほしい。WSで出た案は絵本に採用させてもらう場合もあるので、興味のある人はぜひ参加して」。7月から絵を描く作家も募集する。
申し込みはメール(ehon.norikura@gmail.com)