SDGsなど学ぶ図書館を―ISNが設立資金募る

松本市のインターナショナルスクールオブ長野(ISN)は、環境や持続可能性について児童生徒が学ぶ場「サステイナブルライブラリー」を五常キャンパスに作るため、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。
目標額は200万円。小中学生が通う同キャンパス内にある図書館の改修費と、本の購入費用に充てる。
図書館は、子どもたちのアイデアを基に、同市の建築設計事務所が設計する。現在は使っていないベランダや県産材などを活用し、周りの自然とつながるような空間を目指すという。工事は6月下旬開始予定。
本は現在約3千冊の蔵書があるが、古本や児童らの家族などからの寄付がほとんど。資金を活用し、SDGs(持続可能な開発目標)や環境分野を中心とした洋書など2千冊を購入したいという。
同校は本年度、開校10周年を迎え、「共存と共創」をテーマに活動する。図書館改修などは記念事業の一つで、栗林梨恵代表は「子どもたちが環境問題に向き合い、自分の行動がどう関係しているのかを意識するきっかけになる場にできたら」という。
地域の人や企業と子どもたちが一緒に環境について理解を深めたり、研修したりする場を設けることも考えている。
CFは6月15日(予定)まで。詳細はウェブサイト