大桑村の「信州新緑」が「ドライりんご」シリーズ開発

農産物の乾燥加工を手がける大桑村の「信州新緑」が、「ドライりんご」シリーズを開発した。主力商品の「乾燥きのこ」のパッケージデザインも一新。創業1年を機に商品をより分かりやすく表現し、新たに決めたロゴマークと共にラベルに表記している。
リンゴを薄切りにした「ドライりんご」は、サンふじやシナノゴールドなど6種類。パッケージにはそれぞれの品種の特長を甘さと酸味、香りの三つの指標で表示した。60グラム入りで540円。
ナメコやシメジなど5種類の「乾燥きのこ」は、水戻し時間や調理例などを表記。小袋(15~25グラム)が540円、大袋(45~120グラム)が1080円。
同社は小垣外(おがいと)秀明社長(52)が昨年3月、創業。以前勤めていた食品加工会社の廃業に伴い、ノウハウを生かして商品を開発した。県内の農家から仕入れた素材をじっくり低温乾燥させ、素材のうま味と香りを凝縮している。
パッケージデザインの一新とロゴマーク考案は、県地域資源製品開発支援センター(松本市)が協力した。
小垣外社長は「県内の農産物に付加価値を付け販売するほか、廃棄せざるを得ない規格外素材を活用し農業の課題改善にも取り組みたい」と話す。
「道の駅大桑」に隣接する土産店「みちくさ」をはじめ、木曽郡内の道の駅などで販売する。同社TEL050・2006・2025