
自給型の持続可能な農業や生活スタイルを目指す「パーマカルチャー」を実践する池田町会染の臼井健二さん(74)、朋子さん(58)夫妻ら7人は6月4日、町交流センターかえでで、ドキュメンタリー映画「TERRAぼくらと地球のくらし方」を上映する。参加者同士で語り合う時間を設けるほか、マルシェも開く。
映画は、映像カメラマンでパーマカルチャー実践者でもある岡山県の木多伸明さんが自主製作。日本国内や米国西海岸などでカメラを回した。4月から全国で自主上映会が開かれている。
臼井さん夫妻は大峰高原に向かう道路沿いでゲストハウス「シャンティクティ」を営み、この映画にも登場。農業をはじめ、自然に寄り添った生活が紹介された。映画には他に、生ごみと野菜の交換などをする福岡県の人たちや、芝生だけだった土地を行政と市民が協力して果樹の森にした米国の話など、多くの事例が取り上げられている。
臼井さん夫妻は「パーマカルチャーを大勢に知ってほしい。池田町にも今、これを実践できそうな土地がある。その提案もしたい」と話す。
上映は午後0時半~2時10分。参加費はドネーション(寄付)方式。終了後、4時半まで語る会。マルシェは午前11時~午後3時ころ。ごみが出ないよう、エコバッグや自分用の食器などを持参する。問い合わせはシャンティクティTEL0261・62・0638