手入れ続けたバラ 華やかに心癒やす

バラが見頃を迎え、松本平の各地で、愛好家の庭は華やかな色と香りに包まれる。松本市神林の小川和春さん(71)宅もその一つ。美しく咲き、道行く人を楽しませている。
約100種、150株以上が植わる。半日陰に強い「ニュードーン」、華やかな大輪「ピエール・ド・ロンサール」、濃いピンクの「パレード」…。
最初から多かったわけではない。始まりは二十数年前、妻の喜世子さん(69)が友人の影響で育てた鉢植えだ。2007年、今の家に引っ越したのを機に地面に植え、以後少しずつ増やしてきた。
剪定(せんてい)や消毒などの手入れは喜世子さん、土づくりやアーチの設置は和春さんが行う。「世話は大変なこともあるが、咲きそろうと心が癒やされる」と話す二人。花は今月下旬まで楽しめる。