松商校友会100周年祝う

松本市の松商学園高校の卒業生でつくる校友会(中平寿文会長)は5月20日、定期総会と創立100周年記念式典・祝賀会をホテルブエナビスタ(本庄1)で開いた。約150人が集まり、母校の歴史を振り返り、次の100年に思いを寄せた。
同校は1898年(明治31)年に開校し、校友会は1921(大正10)年に発足。学校運営を支えている。
中平会長は「人口減少や少子化などさまざまな問題があるが、学校のさらなる発展を目指し校友が力を合わせて支えたい」とあいさつ。記念講演は元教頭の窪田文明さん(74、長野市)が、学校や校友会の歴史を説明し「伝統の持つ厚みと歴史を次の世代に渡さないといけない」と語った。
新型コロナの影響で総会の開催は4年ぶり、記念式典は2年遅れで実現した。参加者は久しぶりに顔を合わせた旧友との再会を喜び、竹渕雅樹さん(38、松本市寿北6)は「学校を支えてきた方々の話を聞けて、ますます母校愛が強くなった」と話した。