紙芝居「勘左衛門堰」が完成

島内地区町会連合会 公民館で披露と読み聞かせ

松本市島内地区町会連合会(髙山潔会長)は、切り絵の紙芝居「勘左衛門堰(かんざえもんせぎ)」を作った。10日に島内公民館でお披露目し、読み聞かせをする。

「身近な歴史遺産に興味を」小学校と図書館に寄贈

紙芝居は2021年に作った「しまうちのとりいび」に続く第2弾。脚本、文を青島町会長の胡桃孝好さん(72)、切り絵は青木昭博さん(68、島内)ら5人が担当した。
勘左衛門堰は、奈良井川の小麦淵(島立)から取水し、島内の8町会を通って安曇野の中央部に向かい、万水(よろずい)川に至る全延長約10キロ。1685年完成で、「世界かんがい施設遺産」登録の農業用水路「拾ケ(じっか)堰」より歴史は古い。
紙芝居は全12枚で構成。失敗を繰り返しながらも完成させた経緯や、多くの地域住民が関わった歴史などが分かる内容になっている。大型(横61センチ、縦43センチ)を1部、普通サイズ(横38センチ、縦26センチ)を4部作り、島内小学校と島内図書館に普通サイズを1部ずつ寄贈した。
胡桃さんは「子どもでも分かるように簡単な言葉を用いたり、興味を引くようなストーリーにしたりと工夫した。身近な堰の歴史を知り、これからも守り続けていってほしい」。青木さんは「切り絵は1人3枚ずつ担当した。実物を写真に撮ったり、図書館で当時の様子を調べたりして、当時の風景を表現した」という。
島内公民館の上條光司館長(68)は「良い物ができた。将来を担う子どもたちや新しく転入してきた人たちが、身近な歴史遺産に興味を持つきっかけになれば」と話している。
お披露目は午前10時から。紙芝居は貸し出しも行う。島内公民館TEL0263・47・0264