
松本市寿北8の「きぶとこベリーファーム」で、ブルーベリーが収穫期となり、紫の甘い大きな実を付けている。7月1日から今月下旬まで、味わいながら摘み取り体験できる。同園が来園者を迎えるのは4年ぶり。
オーナーの浜恵美子さん(73)は、6月に急逝した夫の勝巳さんと20年前に、化学肥料や消毒薬なしで栽培を始めた。5千平方メートルの畑で、植えたり枯れたりを繰り返し、5年前から収穫できるようになった。一度はブルーベリー摘み取り体験を行ったが、木を育てるなどの理由で3季休んでいた。
久々の開園を前に、恵美子さんは「(勝巳さんが)元気でいてくれたら、摘み取る人の笑顔を見て、どんなに喜んだでしょうに」と残念そうに話した。
場所は牛伏寺川に架かる矢沢橋の西側の土手を南に約300メートル。「きぶとこベリーファーム」看板前に駐車場がある。
入園料1人300円、未就学児は無料。1キロ1200円。木曜休み。午前7時~11時半。長靴と持ち帰り容器持参。時間外は予約が必要。TEL090・7838・5627