
空撮や農薬散布など、幅広い分野に利用が広がる小型の無人航空機「ドローン」。操縦技術を学び、ビジネスでも利用できるライセンスを取得するスクール「スカイファイト松本」が2月、松本市平田東2にオープンした。魅力や面白さに触れてもらおうと、夏休み期間の25日から来月2日までの間に4日間、初めて親子向けの体験講座を開く。
講座名は「自由研究にも使える!ドローンの組み立て・操縦体験」。ドローンの飛ぶ仕組みを学び、全長10センチほどのトイドローンを組み立て、操縦する。ドローンの動きを専用アプリでプログラミングする「ドログラミング」や、機体を操縦しての的当て、魚釣りゲームもできる、盛りだくさんの内容だ。
スクールを経営する原数幸さん(53)は、企業コンサルタントの仕事などを通じて、ドローンビジネスの将来性に着目。「スカイファイト」(本部・東京)のフランチャイズとして開校、ドローンの免許取得を目指す2日間からのコースを展開している。
ドローンは、昨年の法改正で運用が厳しくなった。重量が100グラム以上あると機体登録が必要になり、計画を届け出せずに飛行すると罰金が科せられる。法律を知らずに飛ばしている人もおり、「正しく安全に飛ばすためのルールも啓発したい」。
ドローンの情報や知識を幅広い世代に伝え、自分で作った物を飛ばす楽しさを知ってもらおうと企画した夏休み講座。インストラクターの逸見勇貴さん(30)は「親子で飛ぶ仕組みを考えるなど、夏休みの自由研究にもなるのでは」と参加を呼びかける。
25、26日、8月1、2日午前の4回開催。対象は小学校4~6年生とその保護者で、定員は各回3組。参加費は機体費1台込みで1組7700円。作った機体は持ち帰る。
屋内スタジオがあり、お試し操縦体験(30分500円、5歳から)も常時受け付けている。土・日曜と祝日は定休。TEL0263・88・6968