
松本市で体操などを通じて健康づくりの指導やケアを行うスタジオ花(高宮中)が、開設10周年を迎えた。記念のコラボ企画として7月11日、化粧品専門店の田立屋(大手3)と「アレンジボディ×ヘルシービューティーライフ」を開催。外見はもちろん内面を含めたいろいろな方向から「美」に迫る内容だった。
主宰の田中花さん(58、高宮北)は、節目を迎え「(スタジオ利用者の)皆さんに、体だけでなく表面も心も健康で美しくなり、健康寿命を長くしてほしい」と思いを新たにしたという。
当日は約20人が参加。前半を田中さんが担当し、全身をほぐすストレッチなどを指導した。後半は田立屋を担当する資生堂ジャパン長野オフィス(中央1)の丸山幸江さんが、スキンケアをしながらストレッチなどを行う「化粧健康法」を指導した。
スタジオ花に週3回ほど通う小出八重さん(49、筑摩)は「指導が分かりやすく、ストレス発散になるから仕事で疲れていても来たくなる。コラボでは知らない話を聞くことができた。時間を見て取り組んでみたい」と笑顔を見せた。
20年ほど前から運動指導を行い、「思い通りの教え方をしたい」と10年前に野溝木工にスタジオを開設した田中さん。当初は「自分がやり出したこと。やめる時も自分が決断すればいい」と考えていた。
だが、スタジオの移転やコロナ禍を経ても通い続ける会員が多く、「自分を成長させてくれた人たちが生涯現役でいられるよう、知識やノウハウを伝えたい。やめるわけにはいかない」と考えるようになった。
現在はエアロビクスやヨガ、ピラティス、青竹ビクスなどさまざまなプログラムを行っている。「今後は更年期や尿漏れなど、人に話しづらいテーマに絞ったプログラムや、いろいろな人とのコラボを展開していきたい」と意気込んでいる。