
安曇野市の小学生男子バレーボールチーム「穂高キッズ」が、7~10日に首都圏で開く第43回全日本バレーボール小学生大会に県代表として初出場する。
県大会(6月25日、軽井沢町)決勝で、塩田VBC(上田市)に1セットを先制されたが、逆転勝ち。創設24年目で大舞台の切符を手にした。
全日本には48チームが出場。試合初日8日の3チームずつの予選リーグ、2日目の予選トーナメントを経て、3日目に8強で決勝トーナメントを行う。穂高キッズは予選リーグ(千葉公園総合体育館)で徳島、群馬県代表と対戦する。
メンバーは2~6年生の12人。サーブ、ブロック、アタックに自信を持ち、時間差攻撃などコンビプレーも得意とする。森哲夫監督(63)は「普段おとなしい性格の子が多いが、スイッチが入ると別人のように熱くなる」と話す。
現在の6年生が低学年の頃は上級生が1人だけで、練習で6人に満たないこともあった。このため、低学年の頃から試合への出場機会が多く、経験が豊富なのが強みだ。チーム内でアドバイスしたり声をかけ合ったりしながら技術を磨いている。
森監督は「(3月の)新人県大会で優勝し、勝って当たり前というプレッシャーの中でよく勝ってくれた。全国はまずは楽しむ。それで勝てれば」。キャプテンの小穴哲平君(豊科北小6年、11)は「サーブカットをしっかりやり、セッターにつなぎたい。緊張感を持ちつつ仲間と協力してベスト8を目指したい」と意気込む。