保護猫シェルターなど運営「もふもふ堂」が猫の不妊・去勢手術費用CFで募る 多頭飼育崩壊を防ごう

保護猫のシェルターなどを運営する松本市の一般社団法人「もふもふ堂」(双葉)は、飼育する動物数が飼い主の管理能力を上回る「多頭飼育崩壊」を防ぐため、猫の不妊・去勢手術費用をクラウドファンディング(CF)で募っている。8月31日まで。
目標額は300万円。多頭飼育崩壊現場から救出した猫や地域猫、野良猫の不妊・去勢手術費用のほか、飼育放棄で起きた病気の治療費に充てる。
同法人責任者の竹内満美子さんによると、近年、市内でも多頭飼育崩壊が相次ぎ、10~20頭は頻繁に、30~50頭というケースもあるという。
雌猫は生後4~12カ月で子猫を産めるようになり、1回に4~8匹産み、2年で約40匹ほどになる。数が増えると餌代の負担も増し、不妊手術や治療まで手が回らなくなるという。不妊・去勢手術費用は、雌2万円、雄1万5千円ほど。
竹内さんは「増える前に相談してほしい。CFをきっかけに、多頭飼育崩壊について考えるきっかけになれば」と話している。
CFサイトは「READYFOR(レディーフォー)」。もふもふ堂TEL0263・28・7299