せせらぎにウッドデッキ席 辰巳の御庭「みどり食堂」

松本市中心市街地の緑町にある「辰巳の御(お)庭(にわ)」(大手4)で8月5、6日、周辺の飲食15店が料理を出前するイベント「みどり食堂」が開かれた。5回目の今回は、会場に木製のテーブルやデッキが設置され、来場者はより快適な憩いの空間で食事を楽しんだ。
御庭に元々ある三つのベンチそれぞれに、地元の大工が作ったテーブルを設置したほか、せせらぎの上にウッドデッキを置き、足を水に浸して涼みながら食事ができるようにした。「京都の川床(かわどこ)みたい」と喜ぶ来店者も。
御庭によく立ち寄るという阿部彩加さん(33、井川城)は「遊び心が加わり、より魅力的になった。せせらぎの上でお酒が飲めるなんて、すごくいい」。
食堂は、一帯の飲食店主が中心となり、2020年から開催。本年度は、市が掲げる「松本城三の丸エリアビジョン」の実現に向けて活動する市民プロジェクトの一つに認定され、支援組織「三の丸エリアプラットフォーム」から技術や資金などの提供を受ける。
テーブルとデッキは、食堂と同プラットフォームが話し合って制作、設置した。今後も使用し、常設化の可能性を探る。食堂の佐々木文宣代表(60)は「今後は音楽演奏や展示なども検討していく。この場所をもっと発展させたい」と話した。