奈川5店で夏の新そばまつり

松本市奈川地区で今夏に収穫した新そばを味わう「奈川夏の新そばまつり」が、27日まで開かれている。同地区そば店でつくる「奈川そばの会」が主催で、5店で味わえる。期間中はスタンプラリーも楽しめる。
標高約1200メートルの奈川地区では年間を通して、そばを特産品として売り出している。
夏の新そばは、秋にしか収穫できない「奈川在来」を品種改良した風味が豊かな「ナガワカオリ」。住民らでつくる会社「ふるさと奈川」取締役の小林新蔵さん(65)によると、夏の強い日差しでルチンという栄養成分が多くなり、豊かな香りが特長という。薄緑色の色味も爽やかだ。
5月末に種をまいてすぐの大雨の影響で、収穫高は昨年の5割ほどだが、「味はとてもおいしく仕上がった」と小林さん。
期間中、そば店やおみやげ店、宿泊施設などを巡りスタンプを集めると、抽選で奈川の特産品が当たる。同社観光交流部の一志千春さんは「奈川の自然を感じながらおいしいそばを味わって」と話している。
そば店は、ちゅうじ食堂、福伝、仙洛、そばの里奈川、ながわ山菜館。ながわ山菜館では、奈川地区の特産品トウモロコシの販売も行っている。
問い合わせはふるさと奈川観光交流部(平日午前9時~午後5時)。TEL0263・79・2125