ピアノと歌同窓生が34年ぶり共演

旧大町高校(現大町岳陽高校)音楽部の先輩と後輩の音楽家2人による「ピアノと歌のコンサート」が9月3日、松川村すずの音ホールで開かれる。出演するのは、ピアノ講師の今井千波さん(49、小谷村中小谷丙)、松川村出身でソプラノ歌手の安達寛子さん(52、上田市)。高校以来34年ぶりに同じ舞台に立ち、耳なじみのある曲を披露する。
2人は2学年違い。高校時代に一緒に活動したのは2カ月ほどだが、他の部員も含めて仲の良い世代だったという。卒業後に連絡を取り合うことはなかったが、今井さんが7、8年前にたまたま出かけたコンサートの出演者に、安達さんの名前を見つけた。
ともに音楽活動を続けていた2人は再会を喜び、「いつか一緒に演奏会を」と構想を温め、当時の部員らの協力も得て1年がかりで準備。今回の演奏会は、当時の部員有志による「MACHIKOU音楽部」が主催する。
演目は「子犬のワルツ」「愛の夢」「ゴンドラの唄」「糸」など、ピアノソロを含め約15曲。音楽部の仲間らが受付や裏方などを担う。2人は「生まれ育った北安曇の地に、感謝を込めて演奏したい」と話す。
午後2時開演。1500円(高校生以下500円)。全席自由。チケットは同ホールとキタムラ時計店(小谷村)で扱う。