モノトーンで表現 ストリングアート展

板に打ち付けたくぎに糸をかけて模様を作る「ストリングアート」を手がける小林ななえさん(48、安曇野市豊科)は10日まで、「モノトーンストリングアート展」を、「野田園甘味処お茶の間」(同)で開いている。タイトル通り、大半が白い板に黒い糸、黒い板に白い糸を張ったものだが、淡い黄緑色の天蚕糸を張った作品もある。
小林さんは2019年、「日本糸曼荼羅(いとまんだら)協会」(大分県)でストリングアートの講師資格を得た。
モノトーンの作品は墨絵や、モノクロの絵画などを見て、「こういう世界を表現したい」とチャレンジ。マイケル・ジャクソンのパフォーマンス姿を2点制作したほか、チャールズ・チャップリン、オードリー・ヘプバーンらの顔を黒い糸で描くように表現した。「大変だったけれど楽しかった」。他に、ペン画のような作品もある。
天蚕糸を使った壁掛けは2点で、「インスピレーションが湧くまま、作った」という縦長の作品は、題名も「天蚕糸」。黒い板の上に打った金色のくぎと、糸の柔らかい輝きが、特有の図形を際立たせている。天蚕糸をまりの形にしたインテリアライトや、アクセサリーも並ぶ。
7日午後1時半~3時、天蚕糸を使ったワークショップを開く。2300円と3300円の2種類あり、共に抹茶と練り切りが付く。要予約。6人。展示は午前11時半~午後6時。月~水曜休み。無料だが、甘味処の1オーダーが必要。同店TEL0263・72・2217