松本の百瀬有ちゃん・匡さん親子 国旗検定1級に合格

世界の国旗に関する知識を問う国際知識検定「国旗1級」の親子検定で、松本市村井町西の百瀬有(ある)ちゃん(5)が父親の匡(まさし)さん(34)と受験し、合格した。「楽しかった。モーリシャスの国旗が一番好き」と無邪気に話す有ちゃんに、匡さんと母親の沙織さん(34)がほほ笑む。
有ちゃんと匡さんは6月、国際知識普及協会(東京都)が主催する同検定の1級と4級を、東京都内の会場で受験した。国名やデザインの由来などに関する問題が、4級は選択式問題50問、1級は記述式を含む100問が出題され、有ちゃんと匡さんがそれぞれの解答用紙に記入する形で受験。有ちゃんは覚えたてのカタカナを使って自分で解答用紙に記入し、匡さんに字を教えてもらったのは1割ほどという。4級は48問、1級は89問正解し、見事合格。受験当時は4歳だった。
有ちゃんは2歳の頃、国旗のデザインに使われることが多い星が好きで国旗カードに興味を持ち、遊びながら196カ国の国旗をすべて覚えた。一度興味が離れたが、4歳の頃再び国旗とカタカナを一致させて覚えるようになり、小さい子が受験できる同検定を知った両親が力試しに受けてみるかと誘うと、やる気になり受験することにしたという。
「50分という試験時間に集中して取り組んで、親としてもすごいなと思った」と匡さん。妹の純(すなお)ちゃん(2)との外遊びが好きで、最近は車のナンバーを見ることに夢中という有ちゃん。両親は「好きなことや楽しいと思うことをとことんやって、可能性を広げてほしい」と話す。