
結婚式場「アルモニービアン」(松本市大手3)で8月17日、子ども向けの仕事体験イベント「T&Gキッズプロジェクト」が開かれた。松本市、伊那市などから小学生と保護者ら17人が参加し、結婚式で活躍するフラワーコーディネーターやパティシエの仕事を体験。スタッフに教わりながら、ブーケ作りとケーキ作りに挑戦した。
同式場の運営会社、テイクアンドギヴ・ニーズが企画した。資源を大切に使おうと、ブーケには売れ残り廃棄予定だった生花を使用。花のラッピング作業は初めてという参加者も多く、楽しみながらも真剣な表情だった。安曇野市から参加した山田心愛(みあ)さん(11)と梨乃さん(9)は「ブーケは祖父母に贈りたい。花を扱う仕事に興味が湧いた」。
ケーキ作りでは、生クリームをきれいに塗るためにパレットナイフの角度に注意したり、立ち膝になり目線をケーキの高さに合わせたりと、一人一人が工夫。絞ったクリームやフルーツを飾って完成させた。母親の美和さん(38)と一緒に参加した小林佳史君(8、松本市)は「デコレーションが楽しかった。家でも誕生日などに作ってみたい」と話した。
同式場支配人の赤野有紀さん(37)は「結婚式に関わる仕事体験を通して、人と人とのつながりの大切さも感じてもらえたら」と話していた。