
生き物や乗り物などを題材にした「段ボール模型展」が、松本市の島内公民館で開かれている。数センチの虫から1メートルを超える列車まで、段ボール紙を丁寧に切り貼りして色付けした約120点が楽しめる。8日まで。
作者は浅香吉司さん(64、大手5)。昆虫好きだった小学生の頃、チョウの羽を切り出したのを始まりに、段ボールでさまざまなものを造形してきた。
「自分でイメージしたものを作るのが面白い」と、細かいところまで作り込んである。長さ30センチほどの車は、ボンネットを開けられて、中のエンジンも再現。模様が精巧に描かれたチョウは、見た人に「貴重な種を捕って大丈夫?」と心配されたことがあるという。
頑丈さも大事にしていて、実物大の犬は背に座ることができる。
3年ほど前から公共施設などで作品展を開くようになった。今回の展示品には、「見て懐かしさを感じてもらえれば」と昭和期のアニメキャラクターや怪獣、車なども選んだ。
作品は希望者に譲る。浅香さんTEL0263・32・7647