「自分たちの音色」発信! 塩尻西部中吹奏楽部が初の定期演奏会

塩尻市宗賀の塩尻西部中学校の吹奏楽部(33人)は9月18日、初の定期演奏会を同校体育館で開く。ここ数年はコロナ禍で発表の機会が限られたことや、学校が創立60周年の節目を迎えたのに合わせて企画した。「自分たちの音色を、地域の皆さんに発信したい」と意気込んでいる。
3部構成でコンクールの課題曲、自由曲をはじめ、「平成懐かしのヒットメドレー」など十数曲を奏でる。演奏しながら踊る曲や、地域の演奏家が参加する曲もある。
同部は外部指導者のアドバイスも受けて練習し、年2回のコンクール出場のほか、地域の演奏会や文化祭などに出演。今夏のコンクールでは十数年ぶりに県大会に進出した。
3年生で部長の北沢礼実さん(14)は「部員の気合は十分。力を合わせてステージをつくり上げるので、地域の皆さんに楽しみながら練習の成果を聴いてもらえたら」。
来年度以降も年1回ほど開く予定。支援する保護者会の田中俊明会長(50、宗賀)は同部のOB。「卒業生をはじめ、多くの人に演奏を届ける機会。迫力がある、きれいな音色を響かせてほしい」と期待する。
午後1時半開演。演奏の経験があり、楽器を持参して共演する地域住民も募っている。問い合わせは顧問の白鳥笑里教諭(同校TEL0263・54・2489)へ。