ボールペン画に感銘 池田町の山内さんが友人の作品展を企画

池田町会染の山内稔さん(78)は、会社員時代の同僚、安東敏勝さん(78、三重県)が描いたボールペン画に感銘を受け、大勢に見てもらおうと9月11~20日、松本市の八十二銀行松本営業部(大手3)の「ウィンドーギャラリー」など同市内2カ所で作品展を企画した。
山内さんと安東さんは中部電力に同期入社した仲。交流が深まったのは定年退職後で、同期の他の友人たちを含めた8人が趣味を共有したり、広め合ったりしている。ボールペン画も10年前、友人の一人が始め、山内さんも1度はチャレンジしたというが、「私は続かなかった」。
一方、魅了されたのは安東さん。ほぼ独学で始めたが、途中から愛知県の教室へ通い、コロナ禍前まで続けた。「教室仲間から、いろいろな技法を教わった」と言う。現在は、ボールペンのインクを布にしみ込ませて描き、ぼかしを作るなど、多彩な技を使う。
風景、有名人などさまざまな題材を描くが、「自分自身が癒やされるのは仏画」と安東さん。山内さんは、そんな友人の姿に心引かれ、今回の展覧会を企画した。「楽しみながら続けた作品を見てあげて」
会場は「ウィンドーギャラリー」(外からいつでも見られるが、午後9時消灯)と、近くの長野銀行大名町支店(大手2)内「ながぎんコミュニティープラザ」(平日午前9時~午後5時、土・日曜、祝日は4時半まで)。