児童書のサトウユカさん 二人の夢かなえる個展

安曇野市穂高柏原のカフェギャラリー「月とビスケット.」で30日までの金、土曜、児童書をメインに活動するイラストレーター・サトウユカさん(東京)の個展「世界は魔法で満ちている」が開かれている。
代表作のシリーズ「ランプの精リトル・ジーニー」(ポプラ社)の表紙絵の原画をはじめ、編集者とのやりとりもメモしたラフ画、今回のために描いた魔女をテーマにした新作などを展示。キラキラした少女や妖精などを描き、見ていて元気になれる作風だ。
サトウさんと同カフェ店主の鶴飼友紀さんは20年来の親友。鶴飼さんはグラフィックデザイナーとして、「キャンディ☆フェアリー」(同社)などの本を一緒に制作したこともある。鶴飼さんが東京を離れる時、サトウさんの作品展をいつか安曇野で開こうと約束し、7年越しに実現した。店のカウンターに立つ鶴飼さんをイメージした魔女の作品もある。
「夢は必ずかなうよという二人の思いが詰まった展示です」と鶴飼さん。サトウさんは「自分の好きなものを大事にして生きてほしいと思い描いた。みんなの背中をいい方向へ押せたら」と話す。
午前11時~午後4時。同カフェTEL0263・87・7031