
松本市社会福祉協議会(双葉)は、運営する「カフェポリジ」(同)前で20日開いた「木陰マルシェ」に、キッズスペースを初めて設置した。本年度初めて募集し養成した「子育て支援ボランティア」の5人が、子どもの遊び相手や見守りをし、母親たちに喜ばれた。
同マルシェは毎月第3水曜に開催。カフェ前の芝生スペースには、市内の障害者就労支援事業所など八つのテントのほかに、おもちゃをそろえたキッズスペースが置かれた。
昼近くなると、隣接の児童センター帰りの親子連れなどが来場。子どもを置いてマルシェを見学したり、親子で昼食を取るなどしてくつろいだ。
1歳11カ月の悠翔(ゆうと)ちゃんを連れた大石絵美さん(32、双葉)は「マルシェがやっていてもいつもは忙しく帰るが、今日は子どもを見てくれてありがたい」と笑顔。ボランティアの1人、輪湖二葉さん(63)は「孫が保育園などでお世話を受けているのもあり、核家族化の中で少しでも社会貢献できたら」と子どもと向き合っていた。
同社協では、保護者を育児疲れから解放する試みとして、10月6、31日午後2~4時、「ママ・パパカフェ」も初めて企画。父母が同カフェを利用の間、隣接の松南地区福祉ひろばでボランティアが子どもを見守る。予約不要。
ボランティアも随時募集中。TEL0263・27・3381