水彩で花の“肖像画” 渡辺みな子さん古里で個展

松本市の「ガーデン&ギャラリー風雅」(両島)で7~11日、同市出身の渡辺みな子さん(東京都)が個展を開く。花の「肖像画」をテーマにした水彩画で、約20点を展示する。
渡辺さんは高校まで松本で過ごし、東京の短大卒業後は東京モード学園へ。デザインを学び、デザイナーの山本耀司(ヨウジヤマモト)さんの会社などでパタンナー(型紙製作者)として働いた。
その間、メディカルハーブに関心を持ち資格を取得。植物への興味が増してボタニカルアート(植物細密画)を約4年学んだが、花の「顔」を描くことに喜びを感じるようになり、独自の表現で創作を続ける。
花店や通りすがりの家の庭で見た花を写真に撮り、じっくり観察して描く。タイトルはあえて付けず、「見る人がそれぞれ何かを感じてくださればうれしい」と渡辺さん。「94歳の母にも見せたい」という。
午前10時~午後5時(最終日は4時)。入場無料。風雅TEL0263・25・8544