
松本市岡田下岡田の農業、小林政雄さん(67)が自宅のビニールハウスで栽培しているバナナが、初めて収穫できるようになった。地域の直売所やインターネットなどで販売していく。
昨年5月、ハウスに70株の苗木を植え、今年は専用の土と肥料を入れたところ実が付いた。木は日当たりを良く、実は日陰になるように葉で調節。1本の木に1房20本ほどのバナナが13~17段付くという。年内に約1万本の収穫を見込んでいる。
糖度は22~23度、皮は薄く丸ごと食べられる。収穫後は10~20度の庫内で熟成させる。味は好評という。1本500円。
栽培目標は千本。小林さんは娘たちと農園「ファームヤマコ」を営み、米や大豆などを生産している。バナナの近くにはコーヒーやパパイヤも植わり、「いずれ癒やしのカフェを開きたい」と話している。ファームヤマコTEL090・4928・9915