
大北・安曇野地域を拠点にした中高年男性の集まり「ゆるBASE ALP(ベース アルプ)おっさんの会」に、合唱を楽しむ活動「プロジェクト(PJ)」が新たに発足した。「ALPおっさん歌おう会PJ」と銘打ち、合唱指揮者の中村雅夫さん(64、松川村)を講師に、童謡や唱歌、歌謡曲などに取り組む計画。会員以外の参加者も募っている。
同会は、人生の後半戦を迎える世代の男性が、仲間づくりや新たな趣味を見つける場として3月に発足。月例会の他、陶芸、木工などのテーマごとに、興味のある会員が集まり活動している。
歌おう会の初回は、9月28日に大町市文化会館で開き、20人近くが参加。「故郷(ふるさと)」「白いブランコ」など5曲を、ピアノの伴奏に合わせて歌った。
中村さんは、曲ごとに背景や歌詞の意味、作詞作曲者を紹介し、メロディーの覚え方などをアドバイス。「とても響きが良く、声が若い。慣れてきたらハモりの曲にも挑戦しては」と激励した。
参加した川上康治さん(68、同市常盤)は「皆さんと一緒に歌うのは楽しい」。PJリーダーの丸山武洋さん(82、松川村)は「歌えるか心配だったが、いつも出ない声が出て驚いた。みんなで楽しく過ごしていきたい」と話した。
次回は11月9日午後4~6時、同文化会館。参加費800円。居住地は問わないが、参加は男性に限る。