「共に生きる書家金澤翔子」上映に合わせ書家・細野さんトークショー 10月22日 東座

塩尻市大門四番町の映画館「東座」(合木こずえ社長)は10月22日、安曇野市穂高の書家・細野静耀(せいよう)さん(59)のトークショーを開く。上映作品「共に生きる書家金澤翔子」(14~27日)に合わせ、書道に親しんでもらおうと企画した。
「共に生きる─」は、海外でも活躍するダウン症の書家・金澤さん(38)の生い立ちを追ったドキュメンタリー。金澤さんの書の魅力や、母の泰子さんが娘とどう向き合い、才能を開花させていったかなど、二人が乗り越えた苦難や挑戦の日々、母子の絆を描いた話題作だ。
細野さんのトークショーは「書に遊ぶ」がテーマ。文字の成り立ちや違い、写経について、年賀状の工夫など、合木さんの質問に答える形で書道のいろはを説明する。
細野さんは日本書道専門学校(東京)で学んだ後、書家の石飛博(はっ)光(こう)さん(同)に師事。2014年の改組新第1回日展に初入選し、日展入選は計3回。書を着物のように仕立てた立体作品や、絵画風の書など多彩な表現にも取り組む。
愛犬の名前を小さな色紙に書いて自宅に飾るなど、暮らしの中で書を楽しむ細野さんは「書道は身近にあり、誰でも楽しめ、人生も広がることを伝えたい」。
トークショーは午後1時10分から。参加は映画鑑賞とセットで予約が必要。当日の上映は2時50分と6時半。一般1500円。申し込みや問い合わせは東座TEL0263・52・0515