朝日のイラストレーターオーハラユーコさん 「記録と記憶」作品展

朝日村西洗馬のイラストレーター、オーハラユーコさん(36)は10月27~29日、作品展「Relationships(リレーションシップス)アーティスト・イン・レジデンスの記録と記憶」を塩尻市木曽平沢の旧沼田写真館で開く。漆職人が漆液をこす際に使った紙を再利用した切り絵や、その日の気持ちを表現した水彩の抽象画など20点余を展示する。

オーハラさんは2020年と21年、芸術家が地域で創作活動する「アーティストインレジデンス」に参加し同市に滞在。木曽平沢や北小野で住民と交流しながら、地域の特徴を取り入れた作品作りを試みた。終了後に茨城県から移住し、村で子ども向けの絵画教室を開いた。
作品展は、塩尻滞在中に世話になった人たちに見てほしいと企画した。オーハラさんは「さまざまな人との関わり合いの中で刺激をもらい、自分の転機にもなった。譲ってもらった素材で完成した作品など、試行錯誤と感謝を伝えられれば」と話す。
午前10時~午後5時。会期中に水彩ドローイングのワークショップ(WS、1日3回)を開く。参加費1500円。予約はオーハラさんのウェブサイト=https://yukoohara.com/news/2023exhibit/=から。会場に駐車場はないが、近くの「木曽高等漆芸学院」駐車場内の青いコーンの区画が利用できる。問い合わせはオーハラさんTEL080・9560・2545