自由な発想の作品ずらり 麻倉アンデパンダン展

大町市大町の「麻倉Arts&Crafts」で10月29日まで、「大町麻倉アンデパンダン展」が開かれている。無審査、無褒賞、自由出品の美術展で、今年で9回目。大北地域を中心に子どもから高齢者までが自由な発想で手がけた絵画や立体作品など100点近くが並ぶ。
花や生き物、風景などが題材の絵画や絵手紙、ダムを模した「ダムカレー」を表現した木彫作品、人の動きに反応して動くリズム装置など多彩。今夏他界した祖父への「追悼絵」として描いたという作品には、ギターや音符、日本酒の瓶、たばこ、清涼飲料水のパッケージなどが素朴なタッチで描かれている。
麻倉共同代表の渡部泰輔さんは「来場者から自分も描きたくなった、来年は出品したい、などの声が聞かれてうれしい」。展示スペースがあれば、会期中も出品を受け付ける。出品料は1点千円、高校生以下500円。
無褒賞だが、出品者の励みになるよう来場者による人気投票をしている。29日午後3~5時、出品者以外も参加できるエンディングパーティーを開く。
午前11時~午後5時(29日は3時)。月~水曜休み。渡部さんTEL080・5355・4729