大町の空き店舗で10代がハロウィーンイベント

大町市の商店街の空き店舗で29日、「はろうぃーん by てぃーん」と銘打ったイベントが開かれる。同市在住や在学、出身の中高生、専門学校生6人でつくる運営委員会が企画運営。大北地域に少ない、10代が楽しめて居場所づくりにもつながるハロウィーンイベントにする計画で、「映(ば)え」を意識した内容にするという。
イベントは午後2~6時、空き店舗となっている旧「ショーゲツ」(大町)。風船や電飾などで飾ったフォトスポット、地元飲食店によるハロウィーン仕様の飲食物の販売、ピアノやギターの演奏ができるスペースを設ける。撮影時にグッズを貸し出し、来場者が顔にシールを貼ったり、仮装の着替えができたりする場所も用意する。
イベントは、「10代が楽しめるモノコトを大町に」と、中高生がやりたいことの実現を支援する市民活動団体「大町小町ラボ」(本多美紗代代表)と、運営委が開く。運営委メンバーは、同団体が若者の居場所づくり、商店街のにぎわい創出などを目的に5月に開いた中高生らが演奏やダンスなどを披露する催しに出演した10代。7月の同様の催しに続いて携わった。
メンバーがアイデアを出し合い、同世代が足を運びたくなる魅力的な空間にする計画。大町岳陽高校1年の田中優希さん(15)は「音楽や作品を発表する場が地元にあると、活動や交流が広がる」、矢口桃花さん(16)は「自分が楽しいと思うことは、同世代の誰かに共感してもらえると思う」と話す。
詳細などはインスタグラムに。問い合わせは本多さんTEL070・8386・3359