「福祉理美容」技術を学ぶ集い

外出が困難な人や障がいのある人などの理美容「福祉理美容」の技術を学ぶ催しが開かれる。「福祉理美容松本の集い~サロンワークから始める美容福祉~」で、30日午後1~4時と31日午前10時~正午、安曇野市三郷小倉のファインビュー室山。主催は美容ケア研究所(愛知県一宮市)。美容師や介護士の他、福祉理美容の技術に興味のある人なら誰でも参加できる。
30日は、新型コロナウイルス感染症流行後の衛生管理について、日本産精油を使用したワンランク上のハンド・フットケアについての講演と、福祉理美容について。今活躍している人たちの体験談や、これから始めようとしている人へのアドバイスなど。参加費は3千円。
31日は、医療用補装具製作のアオキメディカルブレイス(松本市筑摩1)が作った正面から包み込むように着せることのできる「おもいやり着物」の展示、体験などがある。こちらは参加無料。
NPO全国介護理美容福祉協会員でヘアサロンたんぽぽ(同市野溝木工1)代表の遠山光子さん(58)は、松本を拠点に約10年、福祉美容師として活動してきた。今回の催しの受付窓口を担当する。「高齢化が進み美容院に来られない人も増えている。生涯その方らしく輝けるお手伝いができる仕事」とし、「福祉美容は子育て中で休んでいる理容師・美容師にもできる。安心安全な技術提供ができるよう、手伝いながら広げたい」と話す。
「集い」は事前申し込みが必要。たんぽぽTEL0263・87・7488