裏町で松本舞台のファンタジー上演

松本市のかつての繁華街・裏町にある「スタジオ365松本うら町」(大手5)で28、29日、11月3、4日、地元の若者と役者による演劇「マツモトゴールドラッシュ」が上演される。松本を舞台にしたファンタジー要素あふれる人間ドラマだ。
プロ劇団「Opcebo(オプセボ)」のワークショップに参加した中高校生と、「うらまちOff─OffBroadway」の8人が出演。解体されそうになった松本城天守を買い戻す運動をした裏町出身の市川量造(1844~1908年)の記憶を持つ少年が現代に現れ、若者との間で巻き起こる人間模様を描いた物語で、人として大切なことがちりばめられているという。
主人公に寄り添う元気な少女を演じる旭町中学校3年の清水陽可(ひか)璃(り)さん(14)は「それぞれの地域に文化や歴史があるように、先祖がいて今の自分たちがいる。再度思い起こす機会になれば」。脚本・演出家の林邦応さん(63)は「作品を通じてもっと多くの松本の人に出会いたい」と話している。
一般3千円、高校生以下1500円。問い合わせは林さんTEL090・4018・0324(午前10時~午後3時)