
ニートや引きこもりなどの若者の就労を支援している塩尻市の「しおじり若者サポートステーション(サポステ)」(広丘原新田)が公募した、本年度のPR用ポスターとチラシのデザインが決まり、10月18日にお披露目された。
最優秀賞は未来ビジネスカレッジ(松本市)2年の手塚早紀子さん(20)の作品。紙飛行機を飛ばそうとしている女性を正面から描いた。「自分の意志がないと飛ばせない紙飛行機に『一歩前進』の思いを込めた。ポスターが悩める人の力になればうれしい」と手塚さん。
優秀賞はエクセラン高校(同市)2年の横山いずみさん(16)と塩尻志学館高校3年の白川富茜(ふみね)さん(18)の作品。横山さんはガッツポーズをする男性に、未来に向けて頑張ろうとする気持ちを込め、白川さんは顔に手をかざす女性で、まぶしい未来を見つめるイメージを表現した。
本年度は一般と専門学校生、高校生から計35点の応募があり、関係機関や行政関係者など72人の投票で受賞作を選んだ。
ともにNPO法人ジョイフル(塩尻市)が運営する、しおじりサポステ用に手塚さんデザインのポスターとチラシを計8800枚、いいだサポステ(飯田市)用に横山さんデザインの計4600枚を作った。中南信や大北地域の市町村、高校、大学などに配布する。